仮想通貨XDC (XinFin) とは？特徴・将来性・買い方・購入できる取引所

ビットコインネットワークは、誰でもオンラインで取引を閲覧・確認できるという点で画期的なものですが、透明性の高さゆえに利用をためらう企業もあるのが実情です。

XDCネットワークはこの問題に着目し、ブロックチェーンの一部を非公開にすることで、ビジネスの世界、特に金融分野でのブロックチェーンの利用を拡大させています。

本記事では、

• XDC (XinFin) の概要・特徴
• XDC (XinFin) の買い方
• XDC (XinFin) の将来性

など、仮想通貨XDC (XinFin) についてまとめています。詳細をご覧ください。

仮想通貨XDC (XinFin) とは

XDC (XinFin) は、国際貿易や金融での利用を想定しており、パブリックとプライベート両方の利用を可能にするハイブリッドブロックチェーンを採用しています。

XDC (XinFin) は、ライトコインのようにP2P方式で買い手と売り手をつなぐことで、資金調達を容易にすることを目的としています。また、最小限の労力でプロジェクトを立ち上げることも可能です。

さらに、XDC (XinFin) は、企業間取引のためのパブリックブロックチェーンと、社内利用に特化したプライベートブロックチェーンの両方を運用することができます。

厳しい規制と高い透明性が求められる金融業界での利用を促進するため、パブリックブロックチェーンにKYCを導入しているのが特徴です。

XDC (XinFin) の特徴

貿易金融に特化したチェーン

XDC (XinFin) のブロックチェーンは、「貿易金融」に特化しています。

貿易金融：モノやサービスの国際取引に必要な資金を提供すること

XDC (XinFin) は、「世界の各企業が国際貿易を行うために必要な資金量」と「各企業が実際に受け取った資金量」のギャップを埋めることを目的としています。このギャップは1.7兆ドルという額にのぼり、世界経済の成長を妨げており、XDCネットワークはこの問題を解決することを目的としています。

国境を越えた金融取引をサポートするという点について、「ビットコインなどの他の仮想通貨でも可能なのでは？」と考える方もいるかもしれません。しかし、多くのブロックチェーンプラットフォームは、全てのブロックチェーンがオンラインで公開されているため、特に金融業界などの機密情報を扱う業界では採用するのが難しくなっています。

一方でXinFinは、パブリックとプライベート両方のブロックチェーンを導入することで、より高い安全性を実現しています。この仕組みにより、金融取引時のメッセージ送受信の国際標準であるISO20022との相互運用性が確保され、実際にユースケースも拡大しているのです。

XDCという独自トークン

XDC (XinFin) は、高速決済、低ガスコスト、超低消費電力を特徴とした独自のトークン「XDC」を持っています。そのため、社内インフラの構築や製品開発を考えている企業にとって魅力的な選択肢となります。

また、XDCトークンはイーサリアムネットワークと互換性があるため、イーサリアム上で開発されたdAppをXinFinネットワーク上で運用することが可能です。

XDPoSによる透明性の担保

XinFinの仮想通貨「XDC」は、従来の採掘承認システム「PoS」を独自に改良・発展させたコンセンサスアルゴリズム「XDPoS」を導入しています。

XDPoSはPoSを改良することで、処理速度とセキュリティが大幅に向上し、ガス代コストもほぼゼロに。1秒あたりの処理速度もビットコインの約670倍、イーサリアムの約120倍を実現し、決済に必要な時間も約2秒と、利便性が格段に向上しました。

さらに、KYCの導入によって通常の仮想通貨取引所よりも厳しいチェックが可能になり、処理速度と安全性で安心できるのがXDCの強みです。

XDC (XinFin) の価格・チャート

XDC (XinFin) の過去時系列データ

XDC (XinFin) の将来性・今後の見通し

BINANCEなどの大手取引所に上場する可能性

現状、XDC (XinFin) は日本の取引所を含む世界の主要な取引所に上場していません。しかし、将来的にはBINANCEをはじめとする主要取引所に上場される可能性は十分にあります。

XDCは国際貿易や金融を促進するブロックチェーン上に構築されており、セキュリティと高い処理速度に強みを持っています。今後、国際貿易・金融市場の拡大が予想されるため、取引所も注目しているわけです。

過去にBINANCEなどの大手取引所に上場した仮想通貨は大きく価格を上昇する傾向にありました。上場前の今のうちに保有しておくことで、将来的に資産価値を大きく高めることができるかもしれません。

様々な企業と提携している

ビットコインウォレットを提供するBitcoin.comをはじめ、現時点では多くの企業や投資家がXDC (XinFin) に関与していることも注目すべき点です。

XDCも参加しているプライベートブロックチェーン「Corda」には、世界で350社以上の企業や金融機関が参加しています。日本では大手金融機関であるSBIグループも支援を行っています。

これだけ多くの企業や金融機関が関わっていることを考慮しても、XDCの将来性に期待できるといえるでしょう。

XDPoS2.0のローンチを予定している

XDC (XinFin) の今後の展望として注目されるのが、「XDPoS 2.0」のリリースです。新バージョン2.0は、現行のXDPoS1.0よりもさらに安全性が向上する予定です。

2022年5月31日のXDC財団の発表によると、発売は2023年の第1四半期を予定しており、XDCネットワーク（XDC）の認知度と価値の向上が期待されています。

NFTマーケットプレイスリリースを予定している

NFTマーケットプレイスと分散型投票システムのリリースは、XDCネットワークの価格上昇にプラス要因となるでしょう。

XDCのロードマップによると、NFTマーケットプレイスは短編動画専用のNFT取引プラットフォーム、分散型投票システムはXDCネットワークのガバナンスのための投票用dAppsとなる予定です。

いずれも2022年第1四半期にリリースされる予定でしたが、現在も開発は継続中です。これらのユースケースの拡大やDAOを目指すことが実現すれば、価格にポジティブな影響を与えると予想されます。

2025年のXDC (XinFin) 価格予想

CryptonewsZのXDC Price Predictionによると、XDCは2025年時点で0.12ドルを達成する可能性があるとの見解が示されています。

XDC (XinFin) のコミュニティに対する積極的な取り組みや、教育、アウトリーチ、イノベーションに焦点を当てたサービスへの評価がこのような強気な価格予想の背景となっています。

XDC (XinFin) の買い方・購入方法

XDCは国内取引所での取り扱いがないため、海外仮想通貨取引所に送金して購入する必要があります。XDCを購入する手順は以下の通りです。

国内仮想通貨取引所の口座をまだ持っていない方は、入出金手数料が無料となっている「FTX Japan 」の登録がおすすめです。

XDC (XinFin) を購入できる仮想通貨取引所

仮想通貨XDC (XinFin) は国内取引所では購入できず、海外取引所でしか取り扱われていません。仮想通貨XDC (XinFin) を扱っている海外の取引所として以下があります。

XDCの取引だけではなく、他の仮想通貨の取引にも使用できる便利な仮想通貨取引所として「Kucoin」や「Bybit」のアカウントを開設しておくのがおすすめです。

XDC (XinFin) に関するQ&A

XDC (XinFin) は日本で買えますか？

仮想通貨XDC（XinFin）を購入できる日本国内の取引所はありません。前述の通り、国内でビットコインなどを購入し、Gate.ioなどの海外取引所に送金、交換する必要があります。

なお、将来的にXDCが注目され需要が高まれば、日本の取引所に上場する可能性もあります。

XDC (XinFin) でステーキング報酬は得られますか？

仮想通貨XDCでステーキングリワードを獲得するには、最低100万XDCトークンを保有する必要があります。また、より多くの報酬が得られるマスターノードの場合、必要なトークンの最低数は1,000万XDCです。

XDC (XinFin) の取り扱い取引所はどうなりますか？

仮想通貨XDC (XinFin) は、世界中の投資家や著名人から注目されているだけに、今後、多くの取引所への上場が期待されています。世界最大級の取引所であるBINANCEへの上場も期待できるでしょう。

取り扱い取引所が増えるだけでなく、今後、様々な政府機関や金融機関、企業の国際取引を円滑にすることも見込まれており、その重要性が増すにつれて価格も大きく上昇する可能性があります。

XDC (XinFin) で利益が出たら税金を払う必要はありますか？

XDCの運用で20万円を超える利益を得た場合、納税の義務が生じます。扶養家族の場合は、33万円を超えると納税義務が発生します。なお、所得税として申告すると、雑所得に分類されますのでご注意ください。

XDC (XinFin) の開発者は誰ですか？

CMOのSydney Ifergan氏を始めとしたチームメンバーが公式ホームページにて公開されています。

XDC (XinFin) の具体的なユースケースは？

XinFinの技術は、金融会社、DEXやNFT市場、旅行、教育など、幅広い応用が期待されています。XinFinの公式サイトには40の事例が掲載されています。

XDC (XinFin) のまとめ

XinFinは、国際貿易・金融に特化したハイブリッドブロックチェーンで、世界シェアNo.1のプライベートチェーンであるCordaと接続されています。透明性と信頼性が評価されていますが、現時点ではまだ取り扱っている取引所はまだ少ない状態です。

しかし、大手企業も多数参加しており、実用化が進んできており、今後大手取引所に上場する可能性もあります。XinFinに興味がある方は、値上がりに備えて今のうちに投資しておくのも良いでしょう。