FTX Japan (日本) の取扱通貨・銘柄一覧 | 仮想通貨ごとの詳細を解説

FTX Japan取扱通貨
本記事のポイント
  • FTX Japanの取扱通貨は18種類
  • FTX Japanでは円建て・ドル建ての両方で取引可能
  • FTX Japanは国内で始めてソラナ (SOL) とFTXトークン (FTT) を取り扱った

FTX Japanでは全18種類の仮想通貨で現物取引とデリバティブ取引を行うことができます。取引種別毎に対応通貨が異なっているので、事前に確認しておくことが重要です。

本記事では、

  • FTX Japanの取扱通貨数
  • FTX Japanの取扱通貨ペア数
  • FTX Japanと他の取引所の銘柄比較

など、FTX Japanの取扱通貨・銘柄についてまとめています。詳細をご覧ください。

本記事の信頼性担保について

筆者は2017年から暗号資産(仮想通貨)投資を行っており、FTX Japanのサービス開始直後から実際に利用しています。CoincheckやbitFlyerなど他の仮想通貨取引所を利用したうえで、FTX Japanと比較・検討した実体験をもとに本記事を執筆しています。

目次

FTX Japan (日本) の取扱通貨概要

FTX Japanでは18種類の仮想通貨を取り扱っています。グローバル版のFTXを利用していた方にとっては物足りなく感じるかもしれませんが、国内取引所の中では比較的豊富な通貨数を誇っています。

項目通貨数通貨ペア数
現物取引の取扱通貨数1327
パーペチュアル取引の取扱通貨数1818
四半期先物取引の取扱通貨数1010

SolanaやFTTなど、他の国内仮想通貨取引所では取り扱いがないような銘柄を取引できる点が魅力的です。

FTX Japan (日本) 現物取引の取扱通貨

FTX Japanの現物取引で利用できる仮想通貨の種類は以下の通りです。

  • ビットコイン (BTC)
  • イーサリアム (ETH)
  • ソラナ (SOL)
  • リップル (XRP)
  • ポルカドット (DOT)
  • ライトコイン (LTC)
  • ビットコインキャッシュ (BCH)
  • FTXトークン (FTT)
  • オーエムジー (OMG)
  • ドージコイン (DOGE)
  • アバランチ (AVAX)
  • ベーシックアテンショントークン (BAT)
  • エンジンコイン (ENJ)
  • ステラルーメン (XLM)

FTX Japan (日本) デリバティブ取引の取扱通貨

FTX Japanのデリバティブ取引には「パーペチュアル取引」と「四半期先物取引」が存在します。

四半期先物取引とは

ある資産を四半期ごとに決められた価格で売買することを約束する取引です。買値 (売値) と再売値 (買戻し) の差額で決済されるため、買い側と売り側の両方から取引を開始でき、相場が上がっても下がっても利益を狙えます。期日までに決済が行われない場合、自動的にポジションが解消されます。

パーペチュアル取引とは

決済期日を持たず、無期限でポジションを保有できる取引です。現物価格との乖離を修正するため、資金調達料が発生します。無期限先物取引とも呼ばれます。

パーペチュアル取引の取扱銘柄

FTX Japanのパーペチュアル取引で利用できる仮想通貨の種類は以下の通りです。

  • ビットコイン (BTC)
  • イーサリアム (ETH)
  • ソラナ (SOL)
  • リップル (XRP)
  • ポルカドット (DOT)
  • ライトコイン (LTC)
  • ビットコインキャッシュ (BCH)
  • FTXトークン (FTT)
  • オーエムジー (OMG)
  • ドージコイン (DOGE)
  • アバランチ (AVAX)
  • ベーシックアテンショントークン (BAT)
  • エンジンコイン (ENJ)
  • ステラルーメン (XLM)
  • ネム (XEM)
  • クアンタム (QTUM)
  • アイオーエスティー (IOST)
  • テゾス (XTZ)

四半期先物取引の取扱銘柄

FTX Japanの四半期先物取引で利用できる仮想通貨の種類は以下の通りです。

  • ビットコイン (BTC)
  • イーサリアム (ETH)
  • ソラナ (SOL)
  • リップル (XRP)
  • ポルカドット (DOT)
  • ライトコイン (LTC)
  • ビットコインキャッシュ (BCH)
  • オーエムジー (OMG)
  • ドージコイン (DOGE)
  • アバランチ (AVAX)

FTX Japan (日本) で対応している法定通貨

FTX Japanでは「USD」と「JPY」の2つの法定通貨に対応しています。しかし「USD」は入金や出金を行うことはできません。USDで仮想通貨を売買したり、USDをJPYに交換するなどの用途のみとなります。

2022年は円安が加速しており、USDに比べてJPYの価値が下がっているため、USDで保有したい方には非常に魅力的です。

FTX Japan (日本) の取扱通貨ペア数

FTX Japanで取り扱っている通貨ペアは以下の通りです。USD建てかJPY建てを選んで取引できるため、外国為替市場の状況に応じた法定通貨の選択が可能です。

  • AVAX/JPY
  • AVAX/USD
  • BAT/JPY
  • BAT/USD
  • BCH/JPY
  • BCH/USD
  • BTC/JPY
  • BTC/USD
  • DOGE/JPY
  • DOGE/USD
  • DOT/JPY
  • DOT/USD
  • ENJ/JPY
  • ENJ/USD
  • ETH/JPY
  • ETH/USD
  • FTT/JPY
  • FTT/USD
  • LTC/JPY
  • LTC/USD
  • OMG/JPY
  • OMG/USD
  • SOL/JPY
  • SOL/USD
  • USD/JPY
  • XRP/JPY
  • XRP/USD

FTX Japan (日本) の取扱通貨を他の仮想通貨取引所と比較

取引所名取扱通貨数
FTX Japan18
Coincheck17
DMM Bitcoin20
bitFlyer14
LINE BITMAX6
GMOコイン22
Zaif15
SBI VC Trade12
Huobi Japan14
BITPOINT10
bitbank18
Rakuten Wallet5
Decurret7

FTX Japanの取扱通貨数は、主要な国内取引所の中でも比較的上位にランクインしています。

FTX Japan (日本) の取扱仮想通貨別の特徴

ビットコイン (BTC)

ビットコインの特徴
  • 世界初の仮想通貨
  • 手数料が無料か格安
  • 世界中で両替せずに利用できる

ビットコインは、世界初のブロックチェーンを利用したデジタル通貨で、日本円などの法定通貨にとっての中央銀行のような管理者が存在しないことが特徴です。

現在市場にある仮想通貨の中でもっとも有名といえます。仮想通貨という言葉よりもビットコインの方が知られているのではないでしょうか。

ただし、仮想通貨はビットコインと同義ではありません。あくまでビットコインは仮想通貨の中の1つです。

イーサリアム (ETH)

イーサリアムの特徴
  • スマートコントラクト
  • 発行上限がない
  • Dapps開発に活用できる

イーサリアムは、2013年にロシア系カナダ人のプログラマーであるVitalik Buterin氏によって考案され、2015年7月に正式にリリースされました。その後、世界中で多くの人気を集め、現在ではビットコインに次いでほとんどの取引所で取り扱われる主要な仮想通貨となっています。

しかし、厳密には「イーサリアム」は仮想通貨そのものを指しません。「イーサリアム」とは、ブロックチェーンにスマートコントラクトという契約を組み込むことができる分散型プラットフォームのことを指しています。

イーサリアムが誕生する前は、ブロックチェーンはただの情報を記録するのみにとどまっていましたが、イーサリアムでは情報に加えてアプリ開発なども組み込むことが可能です。

このような機能を提供するプラットフォームとしての役割が「イーサリアム」と呼ばれるもので、そこで使用される通貨が「ETH」です。しかし、現在では仮想通貨そのものをイーサリアムと呼ぶ人が多く、仮想通貨 = イーサリアムとして定着しています。

FTXトークン (FTT)

FTXトークンの特徴
  • ステーキングに対応
  • FTX Japanで手数料割引される
  • 通貨をバーンすることで希少価値が高まっていく

FTXトークンは、仮想通貨取引所「FTX」が独自に発行するトークンです。グローバル版のFTXで発行されていますが、FTX Japanでも取り扱いがあります。

FTXトークンはFTX Japanで保有することで、手数料が割引になったり、高い利回りでステーキングできたりと、多くのメリットを享受できます。

ビットコインキャッシュ (BCH)

ビットコインキャッシュの特徴
  • ビットコインのハードフォークによって誕生
  • スピーディな決済が可能
  • スケーラビリティ問題に対応

ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨です。ビットコインの取引が多くなり手数料が高騰していたことを背景に、スケーラビリティ問題の解決を目的として開発されました。

ビットコインキャッシュは、ビットコインに比べてブロックサイズが大きく設定されており、多くの取引を一度に処理することが可能であるという特徴があります。

ライトコイン (LTC)

ライトコインの特徴
  • 発行上限が約8,400万枚
  • 分散型の組織形態
  • ライトニングネットワークの導入

ライトコインは、2011年10月に誕生した仮想通貨です。ライトコインは、ビットコインの取引処理速度の問題を解決するために開発されました。送金速度をビットコインの4倍に向上させたことで、ビットコインよりも身近で使いやすい仮想通貨となっています。

なお、ライトコインの発行上限はビットコインの4倍にあたる8400万枚に設定されています。

リップル (XRP)

リップルの特徴
  • ブリッジ通貨としての役割を持つ
  • 従来の既存金融との相性が良い
  • 多数の大手企業の顧客と提携している

リップルは、米リップル社が開発した銀行間送金のための包括的なソリューションです。

従来の国際送金の問題点 (時間がかかる、手数料が高い) などを解決するために、2004年にアメリカのリップル社によって開発されました。リップル社が提供しているネットワークには世界40か国で300社以上の金融機関が参加しています。

ソラナ (Solana)

ソラナの特徴
  • 処理速度が速く、取引コストも安い
  • レイヤー1だけで完結できる
  • 他のブロックチェーンとの相互運用が可能になる見込みである

ソラナは2020年3月にローンチしたブロックチェーンプラットフォームです。急速に開発・利用されている多くのブロックチェーンアプリケーションに対して、より高いパフォーマンスでサポートすることを目的としています。

ソラナで発行されるSOLトークンはローン後わずか1年で時価総額ランキングトップ10に食い込むという勢いを見せており、注目度や人気の高さが伺えます。

オーエムジー (OMG)

オーエムジーの特徴
  • 安価で早いネットワーク
  • 異なるチェーンでのスワップが可能
  • スケーラビリティ問題の解決に取り組む

オーエムジーはOMGネットワーク上で利用される仮想通貨です。イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決することを目的として開発されました。オーエムジーはイーサリアムの安全性を損なうことなくスケーラビリティ問題を解決し、より安価で早いトランザクション処理を実現します。

ベーシックアテンショントークン (BAT)

ベーシックアテンショントークンの特徴
  • 「Brave」ブラウザ上で使用される仮想通貨
  • 獲得したBATは投げ銭として利用可能

ベーシックアテンショントークンは、Braveというブラウザを介して利用できるユーティリティトークンです。イーサリアムブロックチェーン上に構築されています。

Braveブラウザは、Google Chrome、Safari、Firefoxなど、通常インターネット上でウェブサイトを閲覧する際に使用されるブラウザの代替となるもので、ウェブ上のあらゆる広告を非表示にしてくれます。

また、ユーザーはBraveブラウザ上で能動的に広告を閲覧することができ、広告閲覧に応じたトークンを受け取ることが可能です。

ドージコイン (DOGE)

ドージコインの特徴
  • 発行上限はなし
  • 実際にドージコインを使えるオンラインショップがある
  • ビットコインと同じような機能を持っている

ドージコインはインターネットミームをモチーフに開発されたミームコインです。犬を意味するスラング「doge」を語源としており、シンボルにはかわいらしい柴犬が描かれています。

2021年に米テスラ社CEOのイーロンマスクが言及したことで価格が高騰しました。ミームコインであるにも関わらず、最高で仮想通貨時価総額トップ10にランクインしたことがあるなど、注目を集めている仮想通貨です。

エンジンコイン (ENJ)

エンジンコインの特徴
  • Enjin Platform上で使われる仮想通貨
  • NFTを作成できる
  • ゲームで遊びながら稼げる

エンジンコインは、2009年に設立されたシンガポールの企業Enjinが運営するブロックチェーンプラットフォーム「Enjin Platform」で発行・販売されている仮想通貨です。

NFT銘柄として2021年に大きな注目を浴び、価格が高騰しました。Enjin Platformでは多くのNFTゲームが開発・リリースされており、今後ますます注目が高まると期待されています。

ポルカドット (DOT)

ポルカドットの特徴
  • 異なるブロックチェーン同士を繋ぐことができる
  • トランザクションの処理速度が速い
  • セキュリティの機能が高い

ポルカドットは、異なるブロックチェーン間の「相互運用性」を実現することを目的としたブロックチェーンプロジェクトとして、スイスに拠点を置くWeb3 Foundationによって開発されました。

Web3財団の設立メンバーにイーサリアムの共同開発者の一人であるギャビン・ウッド氏がいるということも、ポルカドットが注目を集めている理由の1つです。

アバランチ (AVAX)

アバランチの特徴
  • スケーラビリティと分散性の両立
  • 相互運用性
  • 独自のネットワーク作成

アバランチはDappsを構築するためのオープンソースプラットフォームです。高速かつ低コストの取引を特徴としており、Dappsにとどまらず独自のネットワークやブロックチェーンを作成することも可能となっています。

a16zやpolychainを代表とする多くの著名ベンチャーキャピタルから投資を受けており、期待値の高さが伺えます。

FTX Japan (日本) の取扱通貨まとめ

FTX Japanでは全18種類の仮想通貨を取引することができます。中でもFTXトークン (FTT) やソラナ (SOL) など、他の国内取引所では取り扱いが無いような仮想通貨も取引できるのが魅力的です。

また、日本円建てだけではなく、米ドル建ての通貨ペアも完備しているため、円安の状況を考慮して米ドル建ての取引を行うなども可能となっています。

ぜひFTX Japan でお求めの通貨を取引してみてください。

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執筆・編集者

Ruiseiのアバター Ruisei 運営者

暗号資産(仮想通貨)投資に2017年始めから参入。
日本最大級のイーサリアム・コミュニティ「Ethereum Japan」にて、分散化の伝播「Spreading Decentralization」を掲げ、ミートアップの開催するなどの活動を行っていました。日々暗号資産(仮想通貨)についてのリサーチと発信を行っています。
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