MEXC (旧MXC) の手数料ガイド | 他の取引所との比較や安く抑える方法をご紹介

MEXC手数料
目次

MEXC (旧MXC) の手数料

MEXCで発生する手数料は以下の3種類です。

MEXCの手数料3種
  • 取引手数料
  • 出金・送金手数料
  • 資金調達料 (ファンディングレート)

口座開設や口座維持に手数料はかからず、無料で開始できます。

MEXC (旧MXC) の取引手数料

現物取引や先物取引を行う際にかかる手数料です。現物取引と先物取引でかかる手数料に違いがあります。

現物取引手数料Maker:0.200% / Taker:0.200%
先物取引手数料Maker:〜0.02% / Taker:〜0.06%
MEXCの手数料

MEXCの現物取引手数料はMaker手数料が0.2%、Taker手数料が0.2%となっています。

少し割高に感じるかもしれませんが、MEXCでは手数料を安くする方法がいくつかありますので、後述するテクニックを参考にしてください。

MEXC (旧MXC) の出金・送金手数料

MEXCからウォレット内の仮想通貨を出金・送金する際にかかる手数料です。出金手数料は、仮想通貨の種類や、送金を行う際のブロックチェーンネットワーク状況によって変動します。

MEXCの仮想通貨別の出金手数料は以下の通りです。

MEXC (旧MXC) の資金調達料

資金調達料とは

資金調達料とは、無期限先物取引のポジションを保有するための手数料です。取引手数料や出金手数料と異なり、資金調達料が請求されるのは決められた時間にポジションを保有する時のみに発生します。

資金調達料が設定されているのは、現物価格と先物価格の乖離を是正することです。買い注文が多い市場では、ロングポジションの保有者から手数料を徴収し、ショートポジションの保有者に支払います。

資金調達率がプラスに働くこともあればマイナスに働くこともあり、保有するポジションによって異なります。

逆に、売り注文が多い市場では、ショートポジションの保有者が資金調達率を支払い、ロングポジションの保有者が手数料を受け取ることになります。

MEXCの資金調達料発生タイミング

MEXCの資金調達手数料は、日本時間の1時、9時、17時に発生します。8時間間隔なので、資金調達率がマイナスの時に支払い側のポジションを保有している場合は、設定時間前にポジションを決済することで、手数料の支払いを避けることができます。

逆に、受け取り側のポジションを保有している場合は、1日に3回手数料を受け取れることになります。

比較対象として、他の取引所での資金調達料の徴収、受け取りは以下の通りです。

取引所名資金調達料の発生時間
Bybit1時、9時、17時
FTX1時間ごとに発生
FXGT1時、5時、9時、13時、17時、21時

資金調達率は以下のように計算されます。

資金調達料 = ポジション価額 × 資金調達率
ポジション価額 = 契約数量 ÷ マーク価格

例えば、ポジションの価額が1,000USD、資金調達率が0.01%だったとき、資金調達料は0.1USDとなります。

資金調達率を確認する方法

MEXCの資金調達率をリアルタイムで確認したい場合はMEXCの先物取引画面から見ることができます。

mexcの資金調達率

またcoinglassというサイトでは他の取引所のリアルタイムな資金調達料をまとめて比較できるので参考にしましょう。

coinglass
参考 : coinglass

MEXC (旧MXC) の手数料を国内取引所と比較

取引手数料を比較

取引所名取引手数料ポジション持ち越し手数料
MEXC販売所:-
取引所:Maker:0.200% / Taker:0.200%
あり (8時間毎)
bitFlyer販売所:無料
取引所:0.01~0.15%
0.04% / 日
GMOコイン販売所:無料
取引所:Maker-0.03%~-0.01% / Taker0.05%~0.09%
0.04% / 日
DMM Bitcoin販売所:無料
取引所:-
0.04% / 日
Coincheck無料
FTX Japan販売所:-
取引所:無料
あり (1時間毎)
LINE BITMAX販売所:無料
取引所:-
SBI VC Trade販売所:無料
取引所:Maker -0.01% / Taker 0.05%
日により変動
BITPOINT無料
bitbank販売所:無料
取引所:Maker -0.02% / Taker 0.12%
Huobi Japan販売所:無料
取引所:Maker 0.012~0.15% / Taker 0.036~0.15%
0.03% / 日
引用元:CoincheckbitFlyerDMM BitcoinGMOコインSBI VC TradeLiquid by FTXBITPOINTbitbankHuobi JapanLINE BITMAX

国内取引所の多くは、取引手数料が無料です。しかし、国内取引所の方がスプレッドが広いため、実質的にMEXCの方が割安となっています。

デリバティブ取引のポジションを持ち越す際の手数料については、国内の取引所の方が有利です。MEXCの持ち越し手数料は、資金調達料の計算を参考にしてください。

出金手数料を比較

取引所名出金手数料 (BTC)
MEXC0.0003 BTC
bitFlyer0.0004 BTC
GMOコイン無料
DMM Bitcoin無料
Coincheck0.0005 BTC
FTX Japan無料
LINE BITMAX0.001 BTC
SBI VC Trade無料
BITPOINT無料
bitbank0.0006 BTC
Huobi Japan0.0005 BTC
参照:CoincheckbitFlyerDMM BitcoinGMOコインSBI VC TradeLiquid by FTXBITPOINTbitbankHuobi JapanLINE BITMAX

国内取引所との出金手数料の比較表です。MEXCは日本円出金ができないため仮想通貨の送金手数料での比較となります。

MEXCは取扱通貨数が国内取引所の比にならないくらいに多いので、あまり気にする必要はないでしょう。

MEXC (旧MXC) の手数料を海外取引所と比較

取引手数料を比較

仮想通貨取引所取引手数料ポジションを持ち越すための手数料
MEXCMaker:0.200% / Taker:0.200%あり (8時間毎)
BybitMaker:-0.025%/ Taker:0.075%あり (8時間毎)
BitfinexMaker:-0.02% / Taker:0.075あり (24時間毎)
KuCoinMaker:0.06% / Taker:0.02%あり (8時間毎)
BINANCEMaker:0.01% / Taker:0.05%あり (8時間毎)
BitgetMaker:0.017% / Taker:0.051%あり (8時間毎)
BitMEXMaker:-0.01% / Taker:0.05%あり (8時間毎)
OKExMaker:0.02% / Taker:0.05%あり (8時間毎)
参照:MEXCBybitBitfinexKuCoinBINANCEBitgetBitMEXOKEx

MEXCの現物取引手数料は0.2%と、やや高めと言えます。海外仮想通貨取引所の手数料相場の平均は0.1%程度です。

一方、先物取引手数料は最安値ではないものの、平均的な水準となっています。

出金手数料を比較

仮想通貨取引所出金手数料 (BTC)
MEXC0.0003 BTC
Bybit0.0005 BTC
Bitfinex0.0004 BTC
KuCoin0.0005 BTC
BINANCE0.0005 BTC
Bitget0.0006 BTC
BitMEX0.0002 BTC
OKEx0.0002 BTC
参照:MEXCBybitBitfinexKuCoinBINANCEBitgetBitMEXOKEx

出金する仮想通貨通貨で多少の手数料の違いはありますが、MEXCの出金手数料は平均的なものといえるでしょう。

MEXC (旧MXC) で取引手数料の割引を受ける方法

MEXCの入出金はなるべくまとめて行う

MEXCへ仮想通貨で入金する際に手数料はかかりませんが、MEXCに送金する通貨に応じたブロックチェーンのマイニング手数料がかかります。

また、MEXCからの仮想通貨の出金には、各通貨に定められた手数料を支払う必要があります。入出金額によって変動はなく、一定の手数料がかかるため、入出金頻度が高いとその分手数料が多くかかってしまいます。

そのため、計画的にまとめて入出金を行うことで手数料を抑えることが可能です。

手数料をMXトークンで支払う

MEXCは独自のトークン「MXトークン」を発行しており、MEXCを利用する際に大きなメリットがあり、その1つが現物取引の手数料の割引率です。

現物取引においては、MXトークンで手数料を支払うと、通常の手数料率である0.2%がさらに20%割り引かれます。MXトークンは投資の対象としても非常に魅力的となっています。MEXCを利用する人は、このトークンを保有しておくとよいでしょう。

先物取引においてはMaker取引を意識する

MEXCの無期限先物取引の手数料は、Makerが0.02%、Takerが0.06%で、Makerで取引した方が有利なレートとなっています。

そのため無期限先物取引では、可能な限りMakerで参加するのがおすすめです。なお現物・信用取引の手数料はMaker、Takerともに0.2%と同じなので、どちらで取引しても有利不利はありません。

資金調達率が有利なポジションを建てる

無期限先物取引では、ロングとショートのポジション間で資金調達料が交換されます。どちらのポジションが有利かは、MEXClが8時間ごとに決定する資金調達率により決定されます。新しいポジションを建てる際には、資金調達料を受け取れるポジションを優先するとよいでしょう。

また、すでにポジションを保有している間に資金調達率が更新され、ポジションが不利になった場合は、ポジションの決済を検討するのも手です。

取引量や口座残高を増やして割引を受ける

無期限先物取引において、口座残高または取引量が一定以上の方は手数料の割引を受けることができます。口座残高が10,000USDT以上、または過去30日以内の取引量の合計が1000万USDT以上であれば、手数料の割引対象となります。

無期限先物取引である程度の金額を扱っている方であれば達成可能な水準ですので、積極的に手数料割引を目指しましょう。

MEXC (旧MXC) 手数料まとめ

本記事では、海外仮想通貨取引所MEXCの手数料について解説しました。

1回の手数料は小さく見えますが、取引を重ねるにつれて無視できないものになっていきます。損小利大が重要となるため、手数料を意識してなるべくお得にMEXCを利用しましょう。

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執筆・編集者

Ruiseiのアバター Ruisei 運営者

暗号資産(仮想通貨)投資に2017年始めから参入。
日本最大級のイーサリアム・コミュニティ「Ethereum Japan」にて、分散化の伝播「Spreading Decentralization」を掲げ、ミートアップの開催するなどの活動を行っていました。日々暗号資産(仮想通貨)についてのリサーチと発信を行っています。
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